しろくまスタヂオ

士業事務所経営者が語るビジネス現場の実況中継

地方で起業する前にチェックしておきたいマーケ指標5選

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地方で起業しようとしている人って、自分の出身地や所縁のある地域を選ばれる方が多いものです

 

自分にとって馴染みがあるからこそ、リサーチを油断してしまう傾向もあるんですよね

 

僕自身もいわゆる地方での起業経験者なのですが、創業当時を振り返って意識していたことをシェアしておきます

 

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さっそくですが、今回この記事でご紹介する指標がこちら! 

 

地方で起業する前にチェックしておきマーケ指標5選

 

それでは、一つずつ見ていきましょう(^^♪

 

人口の増加減少(全体と地域)

 

起業しようとしている市町村、県、可能であれば隣県位の過去5年から現在の人口は必ずチェックしましょう

 

可能であれば、これから先5年くらいの予測も知っておきたいですね

 

将来の人口予測については、ほとんどの市町村が各地域の人口ビジョンを発表していますので、そちらを使うと割と簡単に把握することができます

 

お客様の年齢

 

自分が売っていきたい商品やサービスを買ってくれるであろう対象顧客の年齢も、人口数にあわせてチェックしておきたい指標です

 

本当に笑っちゃう位当たり前の話なのですが、5年経過すればお客さんもあなた自身も5歳を取るわけですね

 

5年も経てば、簡単に趣味や嗜好も変わります

 

事業が始まってしまうと目の前のタスクの処理に一生懸命になって、意外とそんな当たり前のことを忘れてしまいがちにもなりますので、ぜひご注意ください

 

商品のニーズの存在

 

そもそもニーズが存在しているのかというのも意外と盲点になります

 

自分にとってはむちゃくちゃ必要なものでも、隣の身近な人に聴くとそうでもなかったりします

 

とにかく、周りの親しい人に聴いてみるのが一番ですね

 

「今すぐでも買いたい」と言ってくれる方は、10名以上いれば安心して起業準備に入ることができます

 

商品の賞味期限

 

商品サービスの種類にもよりますが、ユーザーが年を取るのと同じように、自分が取り扱う商品やサービスの価値もそのままでは当然劣化していきます

 

研究開発は進めていかないといけないでしょうが、そもそもどのくらいの期間、現状の質のまま売れ続けていくのかというのは確認しておいたほうがいいでしょうね

 

競合他社の数と業歴

 

自分が勝負しようと思っているエリアにおいて、ライバルがどれだけいるかどうか、そしてそのライバルがこれまでどれだけの業歴をつんできているのか、できれば抱えているクライアント数や年商なんかも知れたらいいですね

 

公表されている場合は調べればいいし、丁寧に聞けば意外と教えてくれたりしますので、思い切ってインタビューしてみちゃったほうが早いかもしれません

 

 

ということで、今回は地方で起業する前にチェックしておきたいマーケ指標5選というテーマでお伝えさせていただきました

 

 

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「覚えておく」ことに自分の脳を使わない

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【この記事のハイライト】

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日々の仕事を行うために必要な知識量はそんなに多くない

 

どんな職種であっても、日々定例的に使ってる知識の量って、ふたを開けてみると実はそんなに多くないんですよね

 

クライアントさんからの相談対応が、ぼくの日常です

 

まぁ、士業兼コンサルタントみたいなことをしていますので、当たり前なのですが笑
 

そんな日常のふとした瞬間に、冒頭の気付きを得たんですよね

 

もっと具体的に言うと、クライアントから寄せられるご相談や、クライアントの会社で日々発生している課題というのは、実はどの会社でもほぼ同じパターンだということに気付いたんですね

 

おおよそのイメージとしては、20~30位のパターンのロジックを知識として持っていれば対応可能です

 

別の例え方をすると、資格試験をパスするために必要な知識が100%であるとするならば、せいぜい20~30%程度の知識くらいしか実務では使わないんですよね

 

「覚えておく」ことに自分の脳を使わない

 

これはあくまで僕個人の意見ですが、知識をたくさん蓄えておくこと、保存しておくことに自分の脳のキャパを使いたくないんですよ

 

例えば、スケジュールは全部クラウドのツールに吐き出して、関係するスタッフには共有しているし、タスクもタスク管理ツールで管理しています

 

クライアントさん関連の情報も、全てクラウド上の保管庫に保存して、スタッフの誰もがアクセス可能な状態にしています

 

自分の脳を、記憶では無くて思考に使いたいんですよね

 

脳を思考に使うために、その材料を保存しておくラベルをはった引き出しをつくって、整理しているみたいな感覚なんですよね 

 

思考を循環させながら新しい知識を獲得していく

 

定例的な相談に対して、イレギュラーな相談や案件がふってきたら、もちろんその都度情報収集はしなければいけません

 

そのタイミングで一気に収集した情報を選別して、思考をするための材料を引き出しにいれていくという作業を行います

 

提案した手法でクライアントさんに実践していただくことで仮説を検証してもらって、そのフィードバックをいただくことで、またひとつの成功パターンが増えていくという循環がうまれると最高ですね

 

このように思考をしながら、知識を循環させて、また高次元な課題を解決できる仮説を手に入れるというのが理想的な脳の使い方だと考えています

 

とはいえ、まだまだ模索中なのですが笑

  

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成功するビジネスマンが実践する孤独との付き合い方

 

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孤独でないと判断できないタイミングが訪れる

 

今日は、ビジネスマンにとっての「孤独との付き合い方」について考えていきます

 

結論から申し上げますが、事業を営んでいると、孤独でないと判断できない場面やタイミングというものが確実に訪れます

 

例えば、決裁権者とか経営者とか責任者とかある程度の組織のトップには必ず訪れます

 

 

最後は自分で決めなければいけない

 

会議とかミーティングで話をまとめていく役割をしたことがある方はお分かりでしょうが、多くの人の意見をまとめようとしても、際立った結論というものは出にくいものです

 

もしあなたが経営者などの事業責任者であれば、最後は自分で決めるしかありません

 

多くの中小企業やベンチャー企業でも、際立った成果を上げている会社は、トップが最前線にいながら孤独に判断を下しています

 

スズキという自動車メーカーの鈴木会長の言葉に「コストダウンはトップダウンというものがあります

 

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(※05:20分以降に、 トップダウンでコストダウンを行うお話が収録されています)

 

この言葉は、「トップが自ら現場に降りて決断をしないとコストダウンなどの思い切った判断が必要な取り組みは実現しない」という趣旨のものです

 

最近は、人と人がつながりやすいし、経験ある人に相談しやすい環境が整っています

 

これまで出会うことがそもそもできなかった方と出会うことができるその環境の中で、相談するのは構わないし、参考意見を情報収集することは何ら問題はありません

 

しかし、最後の最後は自分で判断するということを決めておかないと、逆にたくさんの情報に振り回されるということにもなりかねません

 

 

孤独に判断しなければいけない理由

 

事業責任者が一人で判断しなければいけないということにはいくつか理由があります

 

まず、仮にネガティブな結果が出たとしても巻きなおししやすいんですよね

 

リカバリーしやすいというか、自分で決めたことなので、対応もしやすいですよね

 

次に、事業をどれくらいの期間で見るのかという話に関わります

 

事業そのものの生存期間を決めることができるのはトップだけです

 

ゆえに、その企業の生存期間にかかわる判断をできるのはやはりトップだけになるというわけです

 

こういったことからもわかるように、孤独というものをネガティブにとらえることなく
歓迎すべきものとしてお付き合いしていかないと、経営者やトップは大きな判断はできないということになります

 

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他人の論にひれ伏するか自分の頭で思考するか

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インプットはアウトプットの一部である

 

人間は日々、おびただしい量のインプットとアウトプットを繰り返しています

 

一般的には、それぞれ独立した活動のようにも考えられがちですが、インプットはアウトプットの一部だと仮説を立ててみましょう

 

そう考えると、アウトプットするための準備として、インプットという活動があると考えることができます

 

そもそも人間には、自分の意見を吐き出していきたいという本能があります

 

そして、その本能を満たすために、前提としてインプットという活動が必然的に必要になるという訳です

 

 

インプットとアウトプットは均衡を求める

 

人間は吐き出す量が過剰になってくるとインプットを渇望します

 

一方で、それが逆になると、激しく吐き出したい欲求にかられる状態が生まれます

 

ぼく自身も、毎日毎日、音声や文章でアウトプットをし続けていると、「情報を入れたい」、「人の話を聴きたい」というインプットに対しての渇望が激しく高まることを体感しています

 

発信活動を続ければ続けるほど、ラジオやブログ、本や映画などあらゆるコンテンツから情報を入れていく機会も自然と増えてきました

 

 

「思考」をしなければインプットは無駄に終わる

 

ここで大切になるのは、どのような姿勢でインプットするのかということです

 

単調にインプットするだけで知識が増え続けていくわけではありません

 

大切なのは情報を入れることそのものではなくて、入れた情報を材料としてその先に自分のこれまでの体験とか記憶とか、様々な材料と掛け合わせることによって、自分なりの思考を生んでいくことです

 

その思考の過程がなければ、ほとんどの情報がフローの状態で何も残らなくなってしまいます

 

あるいは、他人の考えに染められる状態に陥ってしまいます

 

一見すごい実績があったり、たくさんのフォロワーを抱えている人の意見には無意識に従ってしまいそうになります

 

その人の意見そのものにひれ伏するのではなくて、その意見を使って自分の考えを構築していくというスタンスこそが、正しいインプットとアウトプットの循環になるのではないでしょうか

 

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あなたが説得すべきなのはその人じゃない

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ビジネスとは、誰かを説得する行為に他ならない


ビジネスって、つまるところ「誰かを説得する行為」なんですよ

 

経営者は、来る日も来る日も誰かを説得してまわっています

 

お客さんや仕入れ先、スタッフ、金融機関、その他の関係者を説得して、日々こちらの主張と相手の要望のすり合わせをしている訳なんですね

 

これは、起業の場面においても同じです

資金調達先や、見込み客、新しく入ってきてくれるスタッフなんかに対しても説得をしながら会社を会社として形作っていかないといけません

 

説得するべき相手を間違えていた若き起業家

 

先日、20代のとある起業志望者からご依頼をいただいて、起業相談を受けたんですよ

 

結論からいうとこの方は、説得する相手を間違えていました

 

彼が犯していた最大の間違いは何かというと、ご家族を説得するということに多くの時間と労力をかけていたってことなんです

 

まず、その方の描いていらっしゃったビジネスの特徴からお話しすると、とある業界の現状に不満をもっていて、新しいサービスを立ち上げて、そのニーズを満たしたいと考えておられました

 

傾向としては、社会貢献的な側面も強いビジネスに進もうとされていらっしゃったんですね

 

ただ、まだ若いということもあり、またご自身の経験不足も相まって、そのご相談の席に同席されたお父さんやお母さん、パートナーさんも起業するということに対して、どちらかといえばネガティブな反応を示されていました

身近な方々は、あくまで善意でストップをかけている状態だったんですね

 

もちろん応援はしたいという気持ちはあるけれども、もう少し勉強してからでもいいんじゃないかというスタンスが強いように見受けられました

 

説得すべき相手を間違えてはいけない

ご本人と話していて感じたのですが、事業プランやマーケティングの仕組み、ニーズの確認みたいな本当に大切なことがまだまだ詰められていなくて、夢やミッションみたいなところの話しが中心になってしまっていたんですね

 

しかも、その説得の対象が、家族になってしまっていた

 

冒頭で申し上げた通り、ビジネスって日々誰かを説得していく行為なんですよ

 

しかも、その相手は自分のことを心配してくれたり無条件で手を差し伸べてくれる可能性がある人ではなくて、自分のことを全く知らない人を説得していかないといけないんですよ

 

おそらくですが、家族に対してベクトルが向いているうちは話は一切進みません

 

この話から、これから起業しようと思っていらっしゃる方にお伝えしたいことがあるとすれば、一刻も早く安住の地を飛び出して、自分の事を誰も知らないところに飛び込んで説得をする、あるいは自分を認めさせるという経験をしていただきたいと思います

 

 

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情報は投げた通りに帰ってくる

 

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情報は投げた通りに純粋に帰ってくるもの

ライティングやセールス、マーケティングや音声配信など、情報を発信する傾向のある全ての活動に関わる原則として、「情報は投げた通りに帰ってくる」というものがあります

 

自分が投げた情報に対して得られる反応は本当に純粋なものです

 

意図していない反応が返ってきたとしたら、自分の情報の出し方が間違っているんだなと考えなければなりません

 

しろくまスタヂオとほかの士業チャンネルの違い

例えば、しろくまスタヂオを他の士業チャンネルの差を比べてみます

 

他の士業チャンネルでは、法律系の情報提供を行うというコンセプトを掲げているものが主流です

 

多くの士業の先生は自分の事務所のマーケティングの一つとして発信されていらっしゃるので、そのようなテイストになるのが自然なことです

 

しろくまスタヂオはそこから少しずらしていて、経営全般とかマーケティングとセールスなど、リーガル的な情報提供をあえて行っていません

 

それは、ぼく自身の興味関心に由来していて、ぼくと近いマインドでビジネスに関心がある人とつながりたいという想いがあるからなんですよね

 

だから、ラジオ配信を通して、法律的な相談についてはほぼ来ないという状態です
これは、そのように意図して配信の台本をつくっているので、そのような反応が得られているという訳です

 

企画を作れる人と作れない人の差

企画が出来る人と出来ない人の違いとはどこにあるのでしょうか

いろいろな人を観察しているとどうやら、この「情報は投げた通りに返ってくるということを理解している」、あるいは「帰ってくることをポジティブに捉えることができているかどうか」というところにあるのではないかと仮説をたてているんですよね

 

ポジティブに捉えることができる人は、自分が意図していない反応が返ってきても、自分が取り扱える情報が一つ増えたくらいにしか考えません

 

逆にそうじゃない人は全然予想していなかった段階で影響を受けてしまって、あきらめるマインドになってしまいます

 

このマインドセットを変えていくだけでも、企画を立てることに対するハードルはぐっと低くなっていきます

 

フォロワーさんを増やすとか、影響力を増すみたいなことでも企画を上手く使うというのはとても重要な手法だと思うので、よろしければ参考にしていただければ幸いです

 

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臆病になる時期を肯定する

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年齢には関係なく、人生にはいろいろな時期があります

ネガティブな時期とかポジティブに慣れる時期、運がいいなと思う時期やそうでない時期、成果が上がりやすい時期やいくらやってもそうならない時期など、いろいろとあると思います

調子が良い時期はとにかく何をやってもうまくいきますから、それはそれで思いっきり収穫すべきでしょうけど、一方で細部とか自分の走った後ろにどんな景色が広がっているのかというのには気付きにくいのかも知れません

 

逆に、あまり調子のよくない時期は、精神的にネガティブに陥ってしまって八方ふさがりになる可能性もありますけれども、そうであるからこそ慎重になれたり、普段気付けない細部に気づくことができると思います

 

ジャックウェルチの名言にこのような言葉があります

私が臆病者だって? 戦うことが目的ではない。勝つことが目的なのだ。しかし、勝ち目がなければ撤退する。ビジネスはゲームだ。そのゲームに勝つこと。これに優る快感はない。

 

臆病になってしまう時期やネガティブな時期は決して不要なものではありません

 

むしろ、来るべき次の春に向けての準備期間に他なりません


実際の季節でも、やがて春が来るこの時期だからこそ、お伝えするべきかなと思い
お話ししました

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