突っ込みどころの数でコンテンツの強さが決まるんじゃないかという考察
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僕ね、芸人の又吉直樹さんが大好きなんですよ!
でね、彼が一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル「ファーストテイク」をオマージュして、リフティング1000回にチャレンジする動画があるんです
動画はこちら
まず、動画の長さが12分31秒なんですよ
おもむろに始めたリフティングの映像が淡々とリアルタイムで流されていくので、これはもしかしたらこのままいくのかなと想像しちゃうんですよ
そしたら、200回くらいで急に早送りになるんですよね
この段階で、「いやいや、早送りするんかい!」って突っ込みを入れちゃうんですよ
さらに途中ね、後ろのほうに遠目に芸人さんが写りこんだりして、それにも突っ込んじゃうんですよ
結局、850回近くまで早送りが続いて、そっから通常のスピードに戻って、見事1,000回までクリアしてしまいます
「おぉっ!達成した!」て思ってたら、そこからさらにリフティングは続き、最終的に1,250回くらいまでやっちゃうんですよ
ここでも突っ込むんです
いや、突っ込まされてしまうんです
「いやいや、1000回でやめんのや」って
そして、これは逆に2,000回とかまで行くオチなんやろうかって思ってたら、1,258回っていう中途半端な数で終わるという...
「いや、いかんのかい!」って、心の中でまた突っ込みを入れちゃうんですよ
で、この時点で8分20秒くらい
「あれー?」って思うじゃないですか?
4分くらい動画残ってんのになぁって
まぁ、そっから先がこの動画の本当の狙いというかオチみたいなものがあって、そこに向かっていく構成になっているんですよね
ネタバレになりますのでそのオチについてはあえて語りませんけど、最後まで突っ込み続けてしまったんですよ
まんまと
まんまとね
結局、突っ込みどころがたくさんあるってことは、無理やりに世界観にひきづりこまれてるってことなんですよね
ぼくも何となく見始めたんですけど、結局12分近い動画を一回も早送りすることなく見てしまったと
こういうことなんだなと思ったんですよ
「突っ込みどころをいくつつくれるか」っていうのがポイントで、それがひっかかりになって世界観に引き込まれて行くんだと!
突っ込みどころの数がコンテンツの質を高めるんちゃうかなと、そんな風に感じましたとさ
ぜひ、又吉さんの動画、見てみて下さいね
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