誰と土俵にあがるべきかを考える
【この記事のハイライト】
※この記事は5分程度で読むことができます
文章で読むのがご面倒な方は音声でどうぞ
実は、ぼくのまわりでは、常に起業ブームが起きています
ブームと言ってしまうと一過性のものをイメージしますが、より正しく言葉を選ぶのであれば、起業したいって考えている人が常に周りに一定数以上いる状態ってことなんですね
ぼくの周りに起業志望者が常にいることには、大きく分けて2つの理由があります
1つめの理由は、ビジネスとして起業相談をお受けしているからというものがあります。ですので、ご自分で新しく創業したいという方が集まるのは当然ですよね
2つめの理由は、起業というものをどう捉えるのかということにかかわるんですけど、実は起業には二種類あるんですね
いわゆる新規創業と言われるものに対して、第二創業と言われるものがあります
第二創業っていうのは何かというと、比較的規模が小さな会社をイメージしていただくと分かりやすいのかなと思いますが、新しい経営者を就任させ、先代から引き継いだ事業の刷新を図り、これまでとは全く別の分野に進出することを指します
第二創業される方の悩みと現実
この第二創業の当事者である事業の承継を受けた経営者の方からのご相談というのが、実は常に一定数以上発生しているんですね
だから、ぼくのまわりには起業が常にブームになっていると捉えているという訳です
現在30~40代といったぼくと同世代の経営者の方からの第二創業についてのご相談って、結構あるんですよ
今回は、この第二創業の当事者である新しい経営者の方からご相談を受ける中で気づいたことをシェアしたいなと思います
第二創業される方々からお受けする相談のうち、多くを占めるものが何かというと先代の経営者との経営方針が合わないというものがあるんですね
そもそも考え方が全く合わなかったり、足並みもそろわないということもしばしば
ここで、考えないといけないのは、世代によって得られる情報の量が全く違うということなんですよね
世代によって得られる情報量の差に注目しよう
昭和30年代とか40年代生まれの方達が、起業やビジネスに関するノウハウを得ようとすれば、実際にサラリーマンとしてその業界に勤めながらノウハウを得るか、あるいはそれこそ何となく小さく始めていって、苦しみながら創業初期を突破するみたいな方法しかなかったわけですね
もちろん、ビジネスの種類にもよりますが、情報を得る手段というものが圧倒的に少なかったわけです
一方、現代のビジネスマンで、ある程度リテラシーの高い方は、音声や情報商材や様々な形で瞬時に情報を得ることができます
同じ土俵に立つ相手とするには、明らかに得られる情報の量が違うんですね
その前提を無視して、無理やり親や先代の経営者を説得しようとしても、一切話は進まないし、あんまり軽い未来を描けないんですよね
できれば、金融機関とか外部の協力者とか、あるいは新規の見込み客を説得する方に時間を使った方がいいんじゃないかと思います
大切なのは、先代の経営者から、いかに経済的にも精神的にも物理的にも自分自身が独立した状態をつくれるかどうかということの方が重要だということですね
文章で読むのがご面倒な方は音声でどうぞ