しろくまスタヂオ

士業事務所経営者が語るビジネス現場の実況中継

知識が定着する瞬間をつかまえる

 

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【この記事の要点】

 
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過去の体験とリンクした時に記憶に定着する

業務についてのレクチャーをしていて
時々スタッフが
「あぁ、そういうだったんですね」
と大きな声をあげることがあります

感情が伴うと
その時の情景がありありと瞼の裏に移り
知識は深く刻まれるとは
良く言われますが

知識を定着させるために
このことの他に
「過去の体験とリンクをさせる」
という視点も重要です

冒頭の話において
大きな声を上げたスタッフは
自分自身の過去の体験と
レクチャーを受けた内容が
リンクすることによって
脳内に知識が定着する瞬間を
迎えていたというわけです
 

スタッフの過去の体験を活用させてもらう

中小企業に勤務する多くのスタッフは
別の会社での勤務経験を持ちます

別の会社で毎朝出勤し
毎日決められた仕事をこなし
毎日決められた時間を会社で過ごし
毎月給与明細を受け取っていたわけです

お客様や会社の同僚との
関係構築にはげみ
上司の指示を仰ぎ
後輩を育ててきた経験があります

知識を定着させるために
これらの過去の体験を
活用させてもらうことは
有り難くも
非常に有効な手段と言えます

 

給与明細を受け取ったことがあるって凄い事

 給与明細を受け取ったことがある
これは、実はものすごい体験なのです

当時説明が受けることなく
あたかもその会社の慣習として
行っていたことや
気になっていたけれども
あえて調べることもなく自分の中で
当たり前になってしまっていることに
解説を加えその根拠を示し上げるだけで
脳内でシナプスが繋がり
二度と忘れることが出来ない
記憶として定着することになります

これはどの会社においても
どの業界においても
起こりうること
活用できる思考定着法であると考えます

どうせレクチャーするのであれば
伝える側も受け取る側も
実りある成果を手にする時間に
したいものですね

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