しろくまスタヂオ

士業事務所経営者が語るビジネス現場の実況中継

起業はお客様の財布の口を開いてから

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今日のお話は、結論から言いますと
起業する前にマーケットニーズの確認を
しておいてねと言う話です

そもそも、ニーズが無いところで
起業してしまうって言うケースも
意外と珍しくありません

そもそも
ニーズの確認が起業前に
きちんとできている人が
どれだけいるのでしょうか

  
【この記事の目次】

 

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マーケットの存在を確認できているか


以前、「資格の選び方」をテーマとして
取り上げた時にも、そもそも
マーケットがあるのかどうかの確認が
とれているかが重要ですよ
というお話をしました

 

今からあなたが取得しようとしている
資格の名前を聴いて、何人の見込み客が
「その資格を持っている人が
何をしてくれる人なのかを
認識しているか」

取得する資格は選ばれた方がいいでしょう
そうでなければ
お客様にこの資格をもっている自分自身が
どんな価値を提供することが出来るのかを
説明したり、認知してもらうのに
結構な時間と労力がかかってしまって
そこでビジネスそのものが
続かなくなってしまうということも
あるんですよね

というお話でした

 

これは、資格ビジネスだけに限らず
全てのビジネスに関わるテーマでもあります

自分自身でやりたいなと思った
ビジネスを見つけたら
マーケットの存在を確認することなく
やってみたくなるのが
悲しいかな人間の性です

自分の商品とかサービスが可愛いから
みたいなこともあるだろうし
あるいは、自分が好きだから
周りの人も好きでしょみたいな
判断をしてしまって
突っ走っちゃうということもあります

その結果、思い通りの数字が出ないので
続かないっていうケースが
結構見られたりします

 

とある起業家の野望と盲点

先日、20代の青年から
起業相談をお受けしました

とあるユニークな食品を売るという
ビジネスを考えておられました

その方はその食品に対して
かなり思い入れも強く
「絶対売れるだろう」
「絶対求めている方がいるだろう」
という思い込みのもとに
ご準備を進めておられました

確かに、ぼくの目から見ても
ある程度ニーズはあるんだろうな
と感じはしたものの
その裏付けが不十分な状態でした

しかも、その方はその食品を
ネット販売をしようとされていたんですね

ネットで物販をするときに
勘違いしてしまいがちなことがあります

ネットの特徴っていうのは
ものすごく簡単に言ってしまうと
距離を超えて大量の情報を送れる
ってことです

それをみんな感覚で知ってるもんだから
例えば東京からモノを売りますって場合に、
なんとなくイメージするのが
北海道とか大阪とか名古屋とか
あるいは沖縄とか結構遠く離れている人が
買ってくれるだろうって
想像しちゃうんですよね

でも、実際は全然そんなことなくて
隣県の人とかあるいは同じ県に住んでいる人
もっというと同じ町に住んでたり
隣の部屋に住んでいる人が
買ってくれる可能性だって
かなりあるわけですよ

 

ネット通販ビジネスを成功させるために

 

このビジネスを成功させるために
何が必要なのか
それがニーズの確認なんですよね

自分がリアルに会えるあるいは
コンタクトできる人の中で
自分の商品とかサービスのお客さんに
なってくれそうな人に
プレゼンしておかないといけないんですね

プレゼンして
商品の価値と価格を伝えた上で
「もしこの商品があったとしたら
買いますか?買いませんか?」
という確認をしておかないといけません

お客さんになり得る人、見込み客が
「そんな商品があるんだったら
絶対に買うから今すぐ売ってほしい」
と言って
お財布を開く状態をつくれるかどうか
というところが勝負の分かれ道になります

こういう人を最低でも10人作って
一定数の反応を取れる状態にしておいてから
初めて安心して起業できるって考えて下さい

これから起業されたいという方は
ぜひご自身のビジネスにあてはめて
ニーズの確認をしてみて下さい

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