しろくまスタヂオ

士業事務所経営者が語るビジネス現場の実況中継

ビジネスモデルがイケているかどうかの判断基準

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本日のテーマは
「ビジネスモデルがイケているか
どうかの判断基準」
というものです

もっと砕いた言葉で言いますと
「出資者がお金を出してもいいと思う
ビジネスモデルってどんなもの」
っていうことですね

 

 


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起業するときのお金の集め方

 

起業するとき
あるいは事業を継続させていく上で
お金というものは必ず必要になります

まず
お金の集め方について
確認して行きましょう

最もポピュラーなのは自己資金ですが
家族や知人から借り入れをするケースも
あるでしょう

あるいは
金融機関からの融資や補助金助成金などの
公的資金の調達
投資家や出資者からの民間資金の調達
といったものが主流です

これに加え近年、クラウドファンディング
日本にも徐々に文化として
根付いてきている募金と言われる
配当金や利子以外のリターンを求める
あるいはリターンをまったく求めないで
調達するというルートが加わりました

例えば
金融機関から資金調達をします
という事であれば
収益性や担保というものが
厳しく審査されます

また、助成金補助金といった
公的な資金調達においては
独創性や独自性よりもどちらかというと
定番のモデルであるほど
審査を通りやすいと感じています

当たり障りのないビジネスモデルと
いってもいいかもしれません

これには原因があって、審査するサイドも
多くの申請案件を同じ基準で審査していかないと
いけませんから、過去に審査を通過した
ビジネスモデルと似通ったものが
通りやすくなるというのもまた
仕方のないことなのかもしれません。

こうした背景もあり
仮に補助金助成金を獲得した
ビジネスモデルであったとしても
投資家や出資者の目に魅力的に映るかと
言われれば決してそうとは言い切れません

 

ビジネスモデルの3つの評価基準

いわゆるインフルエンサーの方や
ビジネスで成功した経営者の方が
上場前の中小企業に複数出資していることは
既に自明のことですし
個人あるいは個人事業主
または中小企業経営者が
この事業出資の業界に多く参入してきました

出資者である経営者のレベル感であったり
ビジネスに対する見立てがどれだけ出来るのか
といったところに個人差はあるでしょうが
賢い経営者が出資者サイドに回った際に
ビジネスモデルを評価する時のポイントは
3つあると考えています

つまり、今からお話しする3つのポイントが
ぼくが考える
「ビジネスモデルがイケているかどうかの判断基準」
となります

まず、ひとつめです
これが大前提となりますが
ビジネスモデルの価値は
「1人のお客様からいくらの売上をあげることが
できるのか」で決まります

投入する労力や金額に対して
売り上げることができる1人もしくは
1社あたりの額がいくらなのか

シンプルに考えると、これだけです

これは企業間取引でも、企業対個人あるいは
個人対個人のビジネスであってもどれでも同じ

サブスクビジネスが全盛を極めておりますが
これはサービス提供者側が
キャッシュの回収の不安から解放されるという
特徴があるのと同時に
一人のお客さんからより多くの収益を産みだせる
可能性が高いということにも由来しています

そして、2つめです
それは、自分の本業と親和性が高いかどうか
もしくは相乗効果を生み出せるものかどうか
というもの

さらに3つめ
経営者自分がそのビジネスモデルの構造を
正しく理解できるかどうかといったものです

 

出資者である経営者の特徴

 

経営者は、無駄を恨み、効率を好みます
さらに
自分でコントロールできないものを嫌います

経営者自身があなたのビジネスとの距離感を
どの程度取るのかという判断にも
関わってきますが
少なくとも出資の是非を決めてもらう席で
Yesを引き出していくためには
経営者自身の本業、事業との相乗効果を
分かりやすく解説することで
その可能性はグッと高まります

実際にプレゼンするかは別にして
今申し上げた3つのポイントを
チェックリストにしていただいて
そこから逆算してビジネスモデルを設計して
頂くのも面白いのかもしれません

しろくまでしたʕ•ᴥ•ʔ
またね!

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