しろくまスタヂオ

士業事務所経営者が語るビジネス現場の実況中継

「質を上げる」の本当の意味

f:id:shirokumavoice:20210123230732j:plain



「質を上げる」ってよく言いますよね


会議でも、商品やサービスでも
お仕事そのものを指してでも
登場する「質を上げる」というこの言葉

使い勝手が良い言い回しとして
結構不用意に使われています

 
記事を読むのが面倒な方は音声でどうぞ

www.himalaya.com

不用意に使われる「質を上げる」という言葉

今回のテーマである「質を上げる」という
言葉ですが
日々の生活やビジネスの現場などで
「質を上げろ!」とか
「質を上げていきます!」といった表現で
頻繁に登場していきます

自分の会社のスタッフに向かって
「仕事の質を上げろ」ってオファーしている
経営者の方を見かけることもあります

が、しかしですね
どのような状態が質のあがった状態なのか
そこをきちんと考えておかないと
あるいは伝えておかないと
相手には全く響きません

商品でもサービスでも
質の程度というのは本当に様々なんですよ

スピードがどの程度速いことなのか
重量が重いことなのか軽いことなのか
きめの細やかさについてもどの程度なのか
言い出したらキリがありません

では果たして、
真の意味で「質をあげる」ためには
どうすればいいのでしょうか

そもそも、「質」の正体とは

結論からいきましょう
質とはブランドであり、約束事です

ここで「ブランド」の意味を
正確につかまえておきましょう

ウィキペディアより、以下引用致します

ーーーーーーー
ブランドは元々、牧場の所有者が
自分の家畜などに焼印を施し、
他者の家畜と区別するために
行われた行為を表す

北欧の言葉に由来していると言われている。
商標法で保護されている「ブランド」も、
同じような商品を見分けるために
製造元が取り付けていた商標やマーク、
タグ、デザインなどの付属物に過ぎない

しかし、その商品が優れていた結果、
広く使われるに従い、付属物が「商品が良質だ」
「使い勝手が良い」等といった判断基準を
消費者に連想させるような働きをするようになる。
ーーーーーーー

ja.wikipedia.org


決められたことを決められたようにやる

それこそがブランドであり質そのものです

このロゴがはいった商品を買えば
期待している通りの、あるいは
それ以上の価値が必ず得られる

この「必ず」というのがとても大切で
これが、ブランドの正体ですね
そこに質というものが伴うというわけですね

ビジネスに置き換えたときの「質」

お仕事に置き換えても同じことです

オファーする側の期待値が
ただしくオファーされる側に
届いているのかということが
実は重要な問題となります

経営者とスタッフの関係性を考えてみると
経営者であれば
何をオファーしたいのか
どうあってほしいのか
自らの考える質というものと
与える裁量のバランスを考える
そしてそれらを言語化してスタッフに伝える

サラリーマンであれば
自分自身のお仕事内容を
今一度見直してみて
仕上がりまでのスピードを早めたり
あるいは細部にこだわったり
よりインパクトの与える内容に
改めるというのは前提として
経営者のオファーが何かを
確実に捕まえにいく

真の意味で「質を上げる」ためには
まず初めに
お互いが想定している質のレベル感を
チューニングするところから
はじめるべきなのかもしれませんね


では、しろくまでしたʕ•ᴥ•ʔ
またね!

記事を読むのが面倒な方は音声でどうぞ

www.himalaya.com